先週末に「聖剣伝説 VISIONS of MANA」をクリアしてきた。
聖剣伝説は初代と3しかやったことがないので、何だか奇数ナンバリングしかできていない人間になっているけれどしっかりと実績コンプまで楽しむことができた。
例えそれが自分の未来を閉ざす行為だったとしても世界のみんなのためになるのであればやりたい、という強い意志を持ったヴァル達の勢いを見ていると「そういう生き方もかっこいいな」と思わせてくれる作品。
「生きたい」という想いと「自らの魂が必要なら差し出す」という意志の両立と葛藤についてここまで考えられるものなんだなぁという所が肝だったかなと。
そんなことを真面目に悩んでいる姿を描けるのも、主人公一行を含めてあの世界の人間がみんなとても良い人たちだったからだと思う。(ほんの一握りの悪人を除いて)
そんな想いと意志をどちらも貫いていった結果、救うべきものをしっかりと救うことができたラストはちゃんと王道の物語として楽しめるものだったと思う。
途中で取りこぼしてしまったものも大きかったけれど、それも無かったことせず最期まで向き合っていたエンディングは個人的には気に入っている。
やっぱりたまにはJRPGも良いよね。
ゲームとしては難易度をハードにしてやっていてちょうど良いと思えるくらいには緩く遊べるゲームだった。
探索とかサブクエストとかをしっかりとやりすぎてレベルが過剰に上がってしまっていたのもあるけれど、そうなる前の序盤から特に苦戦する要素もなかったので多分それなりに簡単な方だと思う。
ただ、プレイ時間の半分以上はサブクエストにかかっていた気がするので、サブクエストの数を減らすかファストトラベルをもっとスムーズに行えるようにしておいて欲しい……というのが一番の不満点だろうか。
キャラとしては最終的にカリナが一番好きになれたキャラだった。
最初に出会ったときはワガママな関西弁キャラくらいの印象だけど、実際はちょっと不器用なだけで誰よりも周りを見ている優しいだけの女の子だったな。
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