今年のGWは連休を使って「百英雄伝」をクリアした。
「幻想水滸伝」系のゲームの精神的後継作、といえばいいのかな。
スタッフも共通していたりするのでそういう形で紹介するのがきっと一番わかりやすいのだとは思う。
とにかく仲間にできるキャラが多くて絶対に誰かしらは刺さるキャラがいるよ!と言える分だけの物量をフルボイスでお届けしてくるパワー系JRPGだった。
フルボイスと言ってもメインストーリーに全員絡んでくる訳ではないからセリフ量はまちまち(DLCやスピンオフ作品に期待)。
ストーリーは王道と言える、ひとりのおせっかいな少年が人助けをしていく内にどんどんと大きなことに巻き込まれていって終いには国を救うお話。
敵がひとつの国単位なのでこちらもどんどんと仲間を引き入れてそれに戦えるだけの軍を作っていき、その中で出会う仲間の数が100人以上いるというボリューム。
100以上とは言っても非戦闘員やサポート専門のキャラもいるので実際に戦える人数がそうなる訳ではないけど、それでも十分過ぎる程のパーティーメンバーを選択できる。
ゲームとしては好きではあるけれど、防御さえ上げておけばいいような感じでゲームバランスは良くなかったり、仲間を集めるのに必須なミニゲームができるようになったタイミングでは絶対にクリアできなかったり、なぜかリアルで30分待たないといけないランダム要素があったりとちょっと悪いところが目に入りがちなところではある。
良いところ悪いところに関してはsteamのレビュー等を見ていれば結構な人たちが共通した感想を持っているようなので今は気にしないことにする。
そして個人的にコマンド制RPGというものに取って重要なものは「戦闘のテンポ」「ビジュアル」「音楽」の3つだと思っている。
「戦闘のテンポ」で嫌なところは演出が長い、雑魚戦が1ターンで終わらない、毎回のコマンド選択が面倒だ、とか色々とある。
このゲームに関しては序盤は毎回のように雑魚戦も命がけで苦労したけど中盤以降はオートバトルで放置していれば終わるのであまりそこは気にならなくなった。
それでも油断しているとやられている仲間がいるけど……。
「ビジュアル」にはもう特に言うことはない。
キャラクターもドットだけど色々な角度の姿が用意されていて結構よく動くのもすごかった。
「音楽」もとても良い。
ここに関してはスタッフも「JRPGで最も重要な要素の一つ」としているようで色々な作曲家の方に協力してもらって作っているみたい。
特に通常戦闘のBGMに関してはJRPGで一番聞く時間が長い音楽になるはずで、そこがしっかりと好みに合ってさえいれば結構ノリノリでプレイできるもの。
公式ももっと視聴動画とか出して耳から興味を持たせるようにしても良いと思う。
このゲームに関しては不満点も多いけれど、それ以上に雰囲気で世界に浸らせてくれるところが強くて最後まで一気に駆け抜けていけた。
パーティーメンバーも好きに拘るか性能に拘るか選択肢が多くて人によって全然違う姿を見せてくれるんだろうなぁという想像をする楽しみもある。
今はいったん満足しているけど、これからDLCが出たりスピンオフが出たりする中で好きだったキャラよぜひ掘り下げられてくれ……!と先の展開に期待して待つことにする。
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